メガネの名産地、福井県は鯖江市に行って参りました!今回お邪魔させていただいたのは、サンオプチカルという会社の社長兼眼鏡職人の竹内さん。
この方なんと!!ちょ~~~有名映画監督のメガネまで作っちゃってました。その名も
宮崎 駿監督。。。
「ナウシカ」・「ラピュタ」大好きです。メガネ自体はとても個性的で、竹内社長は「とても作成するの大変でした」とポロリ。
そんなエピソードを聞かせていただいたところでメガネ作りにとりかかります。
まずは紙に手書きでデザインします。(工場に基本的なデザインの元型があるのでそれを参考にアレンジしました)
左右のバランスを確認して、裏面がテープになった紙にコピーします。コピーした紙を写真の生地に貼り付けます。
(生地の色は、
3000色以上の中から選びます。)
市販の糸ノコでコピーした紙に沿って切っていきます。
糸ノコで切断している様子です。一時間以上ひたすら糸ノコを上下、上下、
ギコギコ、
ギコギコ。熱中しすぎると削りカスが大変なことに。
糸ノコで切断し終えたら、今度はヤスリで微調整していきます。
左右のバランスを整えながら削っていきます。
ここまでくるのに、糸ノコで削り始めて3時間以上かかりました。手が痛い・・・
テンプル(耳に掛ける部分)も削りました。
ここから磨きの作業に入ります。木のチップと竹のチップを油で絡ませながらフレームをまぜて生きます。
このタルのような機械で6時間以上回し続けます。一日目はこの機械のスイッチを入れて終了です。寝ている間にやってもらいます。
(本来ならば、木のチップと竹のチップのサイズを細かくしていき、4回は繰り返します。 6時間以上×4・・・今回は二日間の滞在なのでそこは省略。)
二日目の朝です。台風の勢いがものすごく、ホテルから工場へ何とか辿り着きました。
機械のふたを開けての仕上がりはこんな感じです。若干のつやが出てきましたね。
ここからは本格的に磨きの作業に入っていきます。
これはバフという機械で丸状の布を高速で回転させて、布の下にたまっているドロの様な研磨剤でフレームの表面を磨いていきます。
布の表面を細かいものに換えてさらに磨きます。
2段階の作業を経て、つや出しのバフで仕上げます。
バフを使ってフレームを磨いている様子です。(ちなみに写真は社長の竹内さん)
フレームとテンプルをつなげるための、ネジをはめる金具を取り付けてます。
(写真わかりづらくてすみません。)
ほぼ完成しましたが、最後にアセトンというプラスチックを溶かす性質を持つ液体を蒸発させ、表面のつやをさらに出します。
完成品を見てもらう前に一休憩。というか、
ご当地グルメリポート!!福井県の有名な食べ物を食べさせて下さいと社長にお願いしたところ(遠慮なしに・・・)、喜んで連れて来ていただいた店がこのお店。福井県は
「ソースかつ丼」が有名なんですって。知ってました?あまりにもお腹が空き過ぎてデジカメを社長の車に忘れて、お腹が満たされて、工場に帰る前に店の外観だけ・・・料理を撮り忘れるリポーター・・・ご愛嬌でお許しを!
ではでは、これが完成品です。透き通る程の透明感が出ました。
今回は見た目だけにこだわったので掛け心地は最悪ですが、出来栄えはこの世に一本しかないメガネが出来上がりました。
11月にもう一度福井に伺い腕を磨いて参ります。
まだ未定ではありますが、一般の方にもメガネ作りの楽しさを体験していただけるようなイベントを行いたいと思っておりますので、そのときはお楽しみに
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コメント
abfrex
2009/11/04 URL 編集